2015年5月14日木曜日

東大寺盧舎那仏

東大寺の大仏は盧舎那仏はサンスクリット語のVairocanaによる毘盧遮那からきています。
「世の中をあまねく照らす」という意味だそうです。
ストロボの光を浴びているのは大仏の方で、撮影が許されている仏像なのです。
他に撮影ができるのは飛鳥寺ぐらいしか知りません。
撮影が許されない理由は様々です。
  • 仏の魂が抜かれる。
  • 観賞の対象ではなく信仰の対象である。
  • ストロボの光で傷む。
  • 他の参拝者の邪魔。
  • 絵葉書やポスターが売れなくなるから。
大仏様なら多少のことでは魂が抜かれることはないでしょう。
押し寄せる外国人に撮影禁止を求めるのに疲れたのかもしれません。
三脚等は使用禁止ですから他の参拝者の邪魔は許されていないということでしょう。


頭髪は螺髪というもので一つ一つがクルクル巻きになっています。
直径18センチで高さ30センチなので60キログラムもあるでしょうか。
額の白いのは白毫というこれもクルクル巻きの白い毛なのだそうです。
今は黒いのですが元々は金メッキでピカピカでした。

国宝の大仏以外にも大仏殿には仏像があります。
左右には脇侍の如意輪観音と虚空蔵菩薩が控えています。

普通はこれで十分大仏です。
脇侍の沢の後ろの隅には広目天と多聞天がいます。
時間に余裕がある人は踏みつけている邪鬼まで楽しまます。
実は四天王なのですが持国天と増長天がいません。
予算不足で製作が頓挫しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿