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2020年7月26日日曜日

上色見熊野座神社と穿戸穴

 熊本県高森町で2011年のアニメ映画「蛍火の杜へ」以降知られるようになり現在は阿蘇屈指の観光地になっている「上色見熊野座神社」は本来は石段まで苔生す訪ねる人も稀な場所でした。
 現在は踏み固められ苔がなくなり苔を戻す試みも失敗したので雰囲気の再生は諦め、開き直って参拝者のために足元を整備しています。
長い石段の末に拝殿があり、ここで帰ってしまう人が多いのですがこの神社がここに立っている理由は拝殿から見上げた先にあります。
 外輪山に穴が開いているのです。
 昔は土留めのような足場を這い上がって参拝に行っていましたが今は参拝道がついています。
 拝殿近くに杖が置いてありますので雨で足元が悪いときは持って上がるほうが心配がありません。
これが穿戸磐(穿戸岩)です。
 中に祠があるほかに右上にも祀りの穴があります。
穴を抜けるといきなり崖なので行く先はありません。
 伝説では鬼八法師が阿蘇大明神を怒らせて逃げる際に足を引っかけてあけた穴だそうです。

 2014年の様子です。
 古び加減がいい感じです。
当時は今のような参道はありませんでしたので這い上がるように直登していました。

2014年10月14日火曜日

21世紀の歩き方

どこかの総理大臣が一千万人の海外からの観光客を2020年に二千万人にすると言っています。
コンテンツがそろえば不可能なことではないのでしょうが、一千万人増える観光客がホテルオークラやハイアットに泊まると思ったら大間違いです。
アジアンや「面白そうだ」と好奇心を刺激されればやってくる彼らが世界中からやってくるのです。
彼らこそがバックパッカーで自らの感性を信じて渡り歩くのです。
どうかすると私たちの旅行は一人一日二万円も使ったりするのですが、バックパッカーの滞在費は五千円程度だったりします。
移動の足は有名なJapan Rail Passを使えば3週間6万円でJR乗り放題ですからそんなに不自由な旅には思えません。
ところが日本語が喋れない彼らには情報が必要なのです。
寝床と情報の両方を与えてくれるのが「ゲストハウス」です。
普通の旅行者にしてみれば安宿にしか見えないのでしょうし、ライダーハウスと区別ができないので二の足を踏むところです。
ま、わたしも2012年に実泊して理解したばかりで、ある人がプロデュースしたところしか知らないのです。