2021年9月12日日曜日

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のなかの宇部新川駅

2021年ついに完結したエヴァンゲリオンは宇部新川駅で終劇を迎えました。
「聖地巡礼」先で有名になった宇部新川駅の巡礼先(ロケ先、取材先)を時間順に拾っていきます。
カントクは宇部フィルムコミッションを通じてJR西日本の協力で保線区にも入って撮影しているので再現不能なシーンもあります。
宇部新川駅以外の県内巡礼先はこちらです。

線路ポスター
1番線保線道
保線区から撮影しているので一般には再現不能です。
踏切から撮ると幅方向がポスター通りになりません。

2:23:34 宇部新川駅接近メロディ 4番ホーム西端
赤とオレンジも点灯していますがLEDのフリッカで写りませんでした。

2:23:35 アナウンス「間もなく列車がまいります」
3番ホーム階段下

2:23:38 「危ないですから黄色い点字ブロックまでお下がりください」
保線区管理室
これも保線区から撮ってるっぽいです。

2:23:51 ベンチに座るシンジ
3番ホームベンチ

2:23:55 シンジの背中
3番ホームベンチ

2:24:42 シンジを引き上げるマリ
3番ホームベンチ

2:24:48 階段駆け上がり
連絡橋

この後はドローン画像を加工して使っていますがクモハを描き足しています。
カントクのわがまま(?)で賃貸マンションを消して「太陽家具」も描き足し、駅周囲の人も随分描き足しています。

おまけは入線接近メロディ

2021年9月6日月曜日

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のなかの山口県取材地

2021年ついに完結したエヴァンゲリオンは宇部新川駅で終劇を迎えました。
庵野監督が宇部市出身なのでシン・エヴァンゲリオン劇場版:||は山口県が「えこひいき」されています。
宇部新川駅と界隈は「聖地巡礼」先で有名になりましたので他の山口県内の巡礼先を時間順に拾っていきます。
宇部新川の聖地巡礼はこちらです。


0:22:42 相田ケンスケ「まあ、きっかけはニアサードインパクト。その後の苦労が二人の縁結びだ。」
宇部市吉見下岡

0:28:30綾波レイのそっくりさん「これが風呂」
下関市幡生宮の下町
銭湯の脱衣場に使われていたクモハ42001は小野田線の本山線で引退したが幡生の工場に保管中

0:31:48 碇シンジ家出
美祢市伊佐町伊佐 薬仙石灰

0:41:55 相田ケンスケ「たまにはドライブもいいだろう?」
宇部市吉見下岡 持世持橋

0:42:11 相田ケンスケ「とはいえ既存のインフラは寿命が来てほとんど止まったままだ」
下関市豊北町大字粟野宮迫
「藤山農園」と変えたのは出身の藤山中学校がある宇部市の「藤山」から

0:42:17 相田ケンスケが点検で擁壁を登る
宇部市吉見持世寺
元ネタは常盤用水の水道橋

0:42:23 碇シンジと相田ケンスケが櫟原八幡宮参拝
宇部市櫟原
宇部フィルムコミッションには櫟原神社とあるが実は八幡宮で、さらには厚東川ダムで氏子が激減して廃社

0:42:47 相田ケンスケ「村の死活問題に直結しているまさに命の水だからな」
宇部市小野

0:43:18 相田ケンスケ「あれがヴィレの置き土産だ」
下関市豊北町大字粟野宮迫
昔は場所がちょっと違うものの制限速度40の標識もあった

0:43:47 相田ケンスケ「やはり封印柱からこっちには進入してこない ハイカイに対しても機能している 何でも屋にもできないことはある あれが止まったらお手上げだ」
山口県宇部市川上 霜降山駐車場

0:46:50 鈴原トウジ「ワシのやっとることは医者なんて立派なもんやない、医者の物まね、独学の人助け」
下関市豊田町日野

2:04:41 碇シンジ誕生(産声)
宇部市相生町ANAクラウンプラザホテル宇部
カントクは20世紀末に屋上から撮ったらしく現在は同じ画が撮れない

2:05:19 碇ゲンドウ「人であふれる世界を嫌った」
宇部市北小羽山町
棟番号は映画と異なる

2:05:32 碇ゲンドウ「ほかの家に行くのが苦手だった」
宇部市中央町

第三村のアナウンスに西中町や助田町も登場しています。
天竜二俣駅は電化されていないのに第3村にクモハをはじめとする電車が大量にあるのはカントクの思い入れがある電車やSLの大集合を行ったためです。

2020年7月26日日曜日

上色見熊野座神社と穿戸穴

 熊本県高森町で2011年のアニメ映画「蛍火の杜へ」以降知られるようになり現在は阿蘇屈指の観光地になっている「上色見熊野座神社」は本来は石段まで苔生す訪ねる人も稀な場所でした。
 現在は踏み固められ苔がなくなり苔を戻す試みも失敗したので雰囲気の再生は諦め、開き直って参拝者のために足元を整備しています。
長い石段の末に拝殿があり、ここで帰ってしまう人が多いのですがこの神社がここに立っている理由は拝殿から見上げた先にあります。
 外輪山に穴が開いているのです。
 昔は土留めのような足場を這い上がって参拝に行っていましたが今は参拝道がついています。
 拝殿近くに杖が置いてありますので雨で足元が悪いときは持って上がるほうが心配がありません。
これが穿戸磐(穿戸岩)です。
 中に祠があるほかに右上にも祀りの穴があります。
穴を抜けるといきなり崖なので行く先はありません。
 伝説では鬼八法師が阿蘇大明神を怒らせて逃げる際に足を引っかけてあけた穴だそうです。

 2014年の様子です。
 古び加減がいい感じです。
当時は今のような参道はありませんでしたので這い上がるように直登していました。

2019年12月28日土曜日

黒獅子山の神事

山口市を徳佐に抜ける途中、三谷の左手に山口県百名山の黒獅子山があります。



生雲側の旧登山道は私道問題で揉めて実質的に廃道になったため三谷側に新ルートができています。
廃道より距離は長いですが山頂往復2時間です。
林道の終わりから支尾根に取り付くまでは踏み跡が浅く、目印のピンクテープを頼りに登ります。
支尾根から主尾根までは分かりやすいです。
主尾根から山頂までは短いですが一ヶ所倒木で巨石に上る迂回ルートができてます。

さて、山頂広場はさほど広くなく、木の枝を透かして周囲の山を見渡す状態でさほど人気とは思えません。
民俗史的に面白いのは石祠で中には文字が彫られた石が納められています。
彫りが浅いので推測しながら読むと大綿都見神を中心に左右に高龗神と闇龗神を配し、下にさらに2柱彫ってあります。
どうも全て水神のようで雨乞いや水害の神事を山頂で執り行ったと推測できます。
調べたら面白いことが分かったのでもうちょっと調べておけばよかったです。

柳ノ泉

秋吉台上の西の谷間にささやかに湧く「柳ノ水」は台上では稀な水源なので小さな溜池に流し込まれています。
忘れ去られた雰囲気は山口県庁裏の柳の水に似ていますが秋吉台上の水は飲めません。
ただし、カエルはいるので毒ではなさそうです。
アクセスが難しいのに水量が少なく見所もないので訪ねる人は稀でマニアにしかすすめません。

2019年12月19日木曜日

上海浦東空港2019年12月

上海浦東空港は2019年9月16日にサテライトターミナルが供用開始されています。
中国東方航空で上海浦東空港に着くとバスで到着ゲートに送られるのが常ですが今回はターミナルに接続したのがちょっと驚きでした。
この時はまだサテライトターミナルとは気付いておらず、永遠と続く動く歩道の後で地下にエスカレーターで下り地下鉄になっているシャトルでイミグレーションの本館に移動するのです。
ちなみにイミグレの指紋採取は左手の指四本に落ち着いたようで写真と併用になっています。

 当然、出国も同じ目に遭いますが中国東方航空の発券はセルフになっているので航空会社にバッグを預けないときは行列の必要がありません。
 セルフの発券機に必要なのはパスポートだけで、予約番号などは不要です。
つまり、予約情報はパスポート番号に紐付けされており、パスポート番号は画像処理で読み取るのでタッチパネルを数回押すだけで搭乗券がプリントアウトされてお終いです。
ただし荷物を預けるときはこの搭乗券を持っていつもの大行列に並ぶ必要があります。
搭乗券の搭乗口が「G***」となっていると地下鉄シャトルでターミナル移動をすることになるので2時間前に空港に着いていても余裕がありません。
 というのも、搭乗開始はゲートを閉じる40分以上も前に搭乗開始になるからです。

 免税店はサテライトにもありますから買い物には不自由はありません。
ともかく地下から始まる立体構造で広すぎるので時間に余裕は持っているほうがいいです。





2019年9月29日日曜日

秋の彼岸の帰り水

 秋分の日に秋吉台では秋の七草を見ることができません。
 明白な理由は「フジバカマ」が台上に生えていないからです。
 このため秋吉台ではサワヒヨドリに代えているのですがそれだけではありません。
サワヒヨドリ

ハギは数種あるので花の季節は10月ころまで続きます。

 オミナエシは彼岸時期は絶好調です。

オバナは9月に入らないと出てきません。

キキョウは花期が長いですが彼岸時期は終盤です。
手堅く観察できるのは帰り水付近です。

ナデシコは初夏からずっと咲いています。


クズ・・・彼岸時期にはもう豆になっています。
こんな事情で七草がそろわないのです。
 見渡す限りのクズの葉なのに花はもはやありません。
 そもそもクズの花期は短いです。

 この帰り水は西側の台上からいったん地下に入った水がウバーレの底に湧くのですが谷の反対側に消えてしまいます。
  音を立てて崖から湧き落ちてきます。
 反対から静かに地中に消えます。
水の行き先は芝尾地区といわれます。

 秋吉台の周辺は別ですが帰り水には台上では稀な彼岸花が咲いています。
 これは帰り水が水源として珍重されていた証拠と言えます。