2019年12月28日土曜日

黒獅子山の神事

山口市を徳佐に抜ける途中、三谷の左手に山口県百名山の黒獅子山があります。



生雲側の旧登山道は私道問題で揉めて実質的に廃道になったため三谷側に新ルートができています。
廃道より距離は長いですが山頂往復2時間です。
林道の終わりから支尾根に取り付くまでは踏み跡が浅く、目印のピンクテープを頼りに登ります。
支尾根から主尾根までは分かりやすいです。
主尾根から山頂までは短いですが一ヶ所倒木で巨石に上る迂回ルートができてます。

さて、山頂広場はさほど広くなく、木の枝を透かして周囲の山を見渡す状態でさほど人気とは思えません。
民俗史的に面白いのは石祠で中には文字が彫られた石が納められています。
彫りが浅いので推測しながら読むと大綿都見神を中心に左右に高龗神と闇龗神を配し、下にさらに2柱彫ってあります。
どうも全て水神のようで雨乞いや水害の神事を山頂で執り行ったと推測できます。
調べたら面白いことが分かったのでもうちょっと調べておけばよかったです。

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