生雲川との合流点近くに「切籠切窓」という岩がそそり立っているのですが最近その由来が正確に伝わらなくなっています。
切籠という岩と切窓という岩があるというのがその代表的なものですが、事実はシンプルです。
その昔、この岩の上にはさらに岩が乗っていてこの岩には驚くべきことに窓状に穴が開いていたのです。
また、岩自体に溶岩の性質からか直交した割れ目が籠を思わせるように見えていたので「切籠切窓」という名称になりました。
大変分かりにくい写真ですがダム水没を機に整備された阿武川歴史民俗資料館に資料があります。
現在の岩の上部にさらに岩が乗っていたのが分かります。
この奇岩を景色として愛でるための寺が切籠切窓と川を挟んだ田中義一の菩提寺である発昌寺ですが現在は荒れ寺です。
切籠切窓崩壊の日付は分かりませんでした。
2009年にはすでに窓はありません。
どのように窓になっていたかはトンネル上部の岩で想像できます。
資料によると右が切籠で左が切窓となっています。
実際はこの角度で写真は撮れないので下の感じです。
これが切籠ということになります。
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