2017年12月30日土曜日

中国の電子マネー事情

中国に出張するようになって6年になりますがあまりの変化の激しさに目が回ります。
2017年にともかく目立つのがレジの二次元バーコードです。
これを客が自分のスマホで読んで金額を入力し店に確認してもらい発信するとお互いの銀行口座で指定金額のやり取りが行われます。
これが中国の電子マネーです。
凄いのは流行りのショッピングセンターはもちろん露店や生鮮市場にも浸透していることです。
 
20代だと財布を持たない人までおり、ほとんど電子マネーで決済するようです。
中国の電子マネー利用経験率は98%以上といわれ、周囲で見聞した範囲では実際の決済でも半数以上は電子マネーのようです。
支払う方は小銭から解放され、売る方は偽札防止やレジ締め省略ができ手数料もクレジットより格安です。
決済用の口座に決めた金額だけ置いておけば使い過ぎや詐欺も防げます。

日本人は中国の銀行口座を持っていないので基本的に中国の電子マネーを持てません。
メジャーなのは先発のAlipay(支付宝)と後発のWeChat Pay(微信支付)で支付宝は2018年春から日本でサービスが始まるといわれています。
中国で何かしようとすると何かと電子マネーが必要になるのでサービスの動向が気になります。